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夜這いの民俗学・夜這いの性愛論
民俗学はフィールドスタディやってなんぼだ、と自身の夜這い(筆下ろし)の経験は勿論のこと、播州地方(兵庫)を中心に足で稼いだ情報をもとに、生き生きと執筆されている本作はかなり面白いです。著者の出身でもある播州地方は、まさに私が4歳から17歳まで過ごした場所だけに出てくる地名もかなり馴染みがあり、「え?あそこで、そんなことされてたの???」と楽しみも10倍w。 上野千鶴子のあとがきも笑えます。 昔は男子も女子も、ムラが一丸となって筆下ろし、水揚げを行っていたなんて。読めば読むほど、システマチックで、何というか私は肯定できました。私がその時代に生きていたら、どんな水揚げだったんだろうと考えてしまいました。
ジェントルマン
口の中で砂がじゃりじゃりする感じ。これぞ詠美作品。GWの真ん中あたり、まったりした夜に読みましたが、冬の凍てつく寒い夜か、滴る汗がとまらない真夏の夜に読むと尚よかったかも。
月と詐欺師
子供の頃『Sting』を観た時よりも痛快な感覚を味わいました。ようやく本を読める余裕がでてきた日にベストな一作でした。佐藤さん、ありがとうございました。
市川準
ここ2,3日の就寝前用の一冊。映画に関わった活動部分(後年)はよく知ってるけど、CM人生のほうはあまり知らず。でも、なんて素晴らしい作品(しかも95%見たことがある!)を送り出したのでしょう、しかもその数たるや!彼の作品(CM,映画)作りに関わった俳優や批評家、作家、そして妻、兄の彼へ寄せたコメントが面白い。 でも彼はやっぱりCM屋さんだな。
小銭をかぞえる (文春文庫)
噂どおり最低な男でした(笑)。芥川受賞式の模様で本人の姿を見ただけに、読んでる途中で気持ち悪くなる場面も(読んだ方はおわかりかと)。でもこの人の「本」や「物書き」への並々ならぬ想いはひしひしと伝わる、そんな作品でした。
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民俗学はフィールドスタディやってなんぼだ、と自身の夜這い(筆下ろし)の経験は勿論のこと、播州地方(兵庫)を中心に足で稼いだ情報をもとに、生き生きと執筆されている本作はかなり面白いです。著者の出身でもある播州地方は、まさに私が4歳から17歳まで過ごした場所だけに出てくる地名もかなり馴染みがあり、「え?あそこで、そんなことされてたの???」と楽しみも10倍w。
2012-05-22 01:49:53 http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%9C%E9%80%99%E3%81%84%E3%81%AE%E6%B0%91%E4%BF%97%E5%AD%A6%E3%83%BB%E5%A4%9C%E9%80%99%E3%81%84%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%84%9B%E8%AB%96-%E8%B5%A4%E6%9D%BE-%E5%95%93%E4%BB%8B/dp/4480088644上野千鶴子のあとがきも笑えます。
昔は男子も女子も、ムラが一丸となって筆下ろし、水揚げを行っていたなんて。読めば読むほど、システマチックで、何というか私は肯定できました。私がその時代に生きていたら、どんな水揚げだったんだろうと考えてしまいました。