and more.
タイトルの"妙"を感じる作品でした。
さすがのノーベル賞作家。技巧に感服。
読み終えて、もう一度掲題を見ると、「もうこれしかあり得ない」とうなります。
青春の混沌。
具体性のない夢。
ぐちゃぐちゃとした迷いと
無謀な逃避と
出口のない性消費。
バードという主人公に起きた「個人的な体験」でありながら、いわゆる「青春もの」に共通するように、すべての青春期の人間に重なるテーマが根底にあるように感じ、慄きながら読み進めました。
あとがきに書かれた作者の振り返りも一読の価値あり。
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Sanae Maruyama