読書をする意味、方法論等について述べられている。さらっと読める。
いくつか印象に残った中の一つが
「日本にはTHE BOOKがないからBOOKSが必要だった」
というとこ。
どういう意味かというと、日本の倫理教育には聖書の様な絶対的な本がないから、数多くの本を読む必要があったということ。
以前、旅行先で知合ったイギリス人に「日本には聖書のような明文律がないのにどの様に道徳教育をするの?」って聞かれて答えに困った事を思い出した。
モラルを理屈で説明するのは難しい。
僕がその質問を受けた100年以上前に、同じ質問を新渡戸稲造が受けてその答えとして書いた本が「武士道」。
そして齋藤 孝氏のこの本で出した答えは「BOOKS」
斉藤氏は「最近のさまざまな少年犯罪等の社会問題の原因の一つに読書離れがある」と言っていたが、確かにそれも一つの原因だろうなって思った。
最近の小学校で「どうして人をたたいたらダメなの?」っていう質問をする子供がいて先生が答えに困るという話を聞きびっくりしたが、キリスト教信者であれば「聖書がダメっていってるから」っていう簡単な答えで終わるんだろう。
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Takashi Yamaguchi