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2011-12-19 13:12:34「難」こそ人間の動力だ
これは、世に数多ある「お涙頂戴もの」の話ではない。
本当に「困っている」状態を、20代女子が自分の目で見たまま、体験したままを綴った自己ドキュメンタリーだ。
ご本人が明るく語ろうとしている文体なので、サラリと撫でるように読むことができるが、これが昼ドラや韓流演出になると、もーっとドロドロと脂ぎったものになるし、花とゆめやマーガレットのような少女漫画を地にすると、「花より男子」のように主人公苦労話になるだろう。
この本では4つのことを考えさせられる。
1つめは、自分の身体はたった1つしかないから、無理をしないできちんとケアしていかないとなぁ。ということ。
筆者は大学院生として研究に励みつつ、東南アジア地域の難民問題に体当たりで取り組んでいた活動家。「難民のために」と自分の身体や生活を省みず、活動に身も心も没頭していた。そのために、身体が悲鳴をあげて、自己免疫系が原因の難病を発症してしまった。まさに自分自身が難民化してしまったのだ。
2つめは、難民も病人も、「誰かに支えてもらうこと」と「自分でやること」とのバランスが難しいこと。3月に起きた震災でも、避
本屋の平積みから、直感でセレクト。内容としては「難病闘病記」なのですが、文体がポップですごく読みやすい。読みやすいが内容がとても重い。著者は社会保障のありかたについての問題提起をしたいように見受けられるが、それとともに「精一杯生きる」ことを読み手に意識させる本だという印象。個人的には10代後半~20代の人に読んでもらいたい
2011-09-14 22:30:34今の日本の社会保障の実態を(少しなのでしょうが)知る事ができ、変えなきゃ。。。と思いました。著者の体験は読んでいるだけで悶えてしまう内容なのですが、文章が面白いので、そういの苦手なのですが、なんとか読み切る事ができました。
2011-09-04 05:48:46Wow! ノートはまだありません
Eri Yoshitake