サイトリニューアルのお知らせ

ソーシャルリーディングサービスは機能を新たにし、下記のアドレスに移動いたしました。

https://reading.booklook.jp/

当サイトをご利用頂いていた方へ
レビューを含むご登録頂いていた情報は、新サイトには引き継がず、現在の旧サイト上のみ表示されます。
よろしければ、新サイトにて再度、新規ユーザーのご登録をお願いいたします。
旧サイトでの本棚登録・レビュー内容を移したいなどご希望がございましたら、新サイトでメンバー登録手続き後に、こちら へ下記の情報とメールにてご連絡を下さい。
  • 旧サイトでご登録頂いていたfacebookアカウント名
  • ご自身が書いた旧サイトでのレビューページURL

"ひとり" から "みんな"との読書へ

<ソーシャルリーディング> SNSを利用した新しい読書体験

あなたの感想を共有しよう

自分だけの本棚を作って記録しよう

みんなの感想と本棚であなたの1冊を見つけよう

無料

見るのも書くのもOK

便利

外出先でもノートが書ける

共有

みんなの本棚、ノートを見よう

共感

ノートでつながりを深めよう

本のいいねをシェアしよう!

  • 無料

    見るのも書くのもOK
  • 共有

    友達にも見せちゃおう
  • 便利

    外出先でもノートが書ける
  • 共感

    ノートでつながりが深まるかも!

Note List ノートリスト

テレビ、インターネットアドテクノロジー、ソーシャルメディアを明快な図式で描き出す入門書。この本が優れているのは、何となくアタマで分かっていたことを“ああ、やっぱりそういうことだよね”という風に、素朴な実感を見事に言語化してくれている点にある。

新聞や雑誌、あるいは通信会社のように、これまでユーザーはコンテンツやコミュニケーション手段に対してコストを払っていたが、スマートフォンやソーシャルメディアが発達した現在ではコミュニケーションとコンテンツは一体化して、GoogleやApple、Facebookといったプラットフォーマーが収益化の鍵を握っている。

「デジタル機器にはコンテンツとコミュニケーションは同居します。…インフラコストをユーザーから徴収するシンプルなビジネスからもう一歩ステップアップし、インフラの上でおこなわれるビジネスが巨大化しているのです」(103-105)

この“インフラの上でおこなわれるビジネス”の最たる者としてインターネットのアドテクノロジーを挙げ、その近未来を次のように予見する。

「アドテクノロジーで最後まで価値をもつのは、突き詰めれば、人々の行動痕跡、行動データだけになるかもしれません。しかし、そのカテゴライズされたデータのクセなどアナログな知恵の蓄積による判断は、人がする仕事としてのこります。また、バイラル広告のように企業がコンテンツを作る仕事も減らないでしょう。コンテンツを作る仕事は減るどころかこれから爆発的に増えます。…アドテクノロジーの世界は、最後にアドエクスチェンジと行動データ分析、それにコンテンツを作る企業、この3つに集約されるでしょう」(177-178)

コンテンツを作る仕事は爆発的に増える。しかし、インターネットの最大の問題は「売上単価が圧倒的に小さい」ということだ。「(ネットメディアで売上を伸ばすには)ボリュームを増やすしかありません。そして、単価が安いためにボリュームを稼ぐ場所は国内だけでなく海外にも広がるでしょう」(198)

この行動履歴の分析による広告/サービス最適化とグローバル展開はメディアにとっても必然的に行き着くところ。筆者は映像コンテンツを例にNetflixやHuluなどを例に挙げていたが、テキストメディアも例外ではない。編集に携わる人も、メディア営業に携わる人も、読んでおいて損はない。

2012-06-11 16:11:56

My Note List この本のマイノートリスト

Wow! ノートはまだありません

Recommended Books こちらもいかがですか?