スコットランジ人として生まれ、渡米し、様々な苦労を経て『鉄鋼王』と呼ばれるようになった人物の自伝。経営は綺麗事だけで成り立つものではないし、時には毅然とした態度を取らなければならないが、根本的な部分では彼は従業員のことを考えている。仲間との辛い別れも書かれているが、それを重く感じさせないタッチで書かれている。企業人として、また人としてあるべき道をところどころににじませている。「よい正直な仕事をしない会社が見たことがない」という一文は心に残った。慈善家としての彼の行動力にも喝采を送りたい。ただお金を贈るだけではなく、公共図書館を様々な場所に建てるという行為は人の教養を育てることにつながり、ここから平和へつながっていくことを祈念して止まない。
2012-01-20 02:16:00Wow! ノートはまだありません
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