マミリンがおすすめしていたので読んでみました。
ミステリーと書いてあったものの、ずっと永嶺修人による音楽、特にシューマンの曲に関する音楽論が続く。感性豊かな描写。
彼はいつもいっている、「音楽は演奏などされずとも、もうこの世界にあるのだ」と。
確かにそうかもしれない。ただ私たちはそれらに耳を傾けようとしていないだけかもしれない。
この本を読んでいると、音は時にその音を奏でる奏者の感情や、作曲者がその曲に込めたお話までもが伝えられるのかと思った。
私は、幼少時にピアノをやって以来、クラシック音楽に関わりがなかったのですが、オーケストラなんかを聴きにいきたいなって思いました。
ミステリーを読みすぎているせいか、展開が途中でみえてきてしまったかな。それでも読み進められたのは作家の力か。
2011-03-07 02:35:27Wow! ノートはまだありません
Mari Mizuno