「ニーチェの言葉」に次ぐ超訳シリーズ第2弾。
ブッダが言ったとは思えない、「携帯電話」などの文言も飛び出す、奇天烈訳が見物の同シリーズだが、現役僧侶の小池竜之介氏が担当していることもあり、そのエッセンスは見事なまでに伝わってくる。仏教経典としての読み物ではなく、ブッダが何を考え、何をよりどころにして生きていたのか、という生身の声が聞こえてくるようで非常に興味深い。
壁にぶつかったり、堂々巡りをしたり、やけになったり、そんなときにふと読み返して力をもらえる、そんな一冊だと思う。一つ一つのセンテンスが1ページから2ページで納まっているというのも読み返しやすい工夫だと思う。
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Atsushi Egi