音楽家・科学者・現代音楽の担い手などの種々多様な人物のインタビューも交えた、小学館ノンフィクション大賞受賞作。専門用語も出てくるが、それに関して分かりやすく説明しているので、そこまで難解な内容ではないように思う。著者は、絶対音感のメリット・デメリットや科学的アプローチ等、ひたすら絶対音感を追及していたのだが、その過程で、素晴らしい音楽がなぜ人を感動させるのかということを追及する手がかりのひとつとして絶対音感をとらえていたのではないか?という結論に至ったようだ。音楽家や科学者の印象的な言葉も胸に響く作品だ。最終章には天才ヴァイオリニスト五嶋みどり・龍姉弟を育てた母・節の話も載っている。みどりに対する鬼気迫る教育にただ驚くばかりだ。
2012-01-28 13:17:50Wow! ノートはまだありません
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