リーマンショック以降、経済評論家といわれる数多くの方の本を読んできたけれど、どれも「今すべきこと」と「今後の青写真」が曖昧だった。この本は少なくとも「今緊急にすべきこと」を具体的にしてくれた。日本の総理がどうしてくるくる変わるのか?という疑問も大いに腹落ちした。全国の中小企業を回った分析も的を得ているし、シナリオも官僚らしく実効性が感じられる。もっとも学んだのは「何をしたくて、首相になるのか」「何をする内閣なのか」を明確にして、それに即した戦略メンバーを揃えるべし、という点。企業でも「今、こういう方向に舵をとりたいから、誰それを社長にする」という人事を行うもの。国も同じということだと思った。内閣をプロジェクトに見立てて、目標設定をし、WBSを引き、アサインメンバーとマイルストーンを明確にして、その計画書に対して投票する・・・そんな仕組みが出来たら面白い。公には無理だろうから、ソーシャルメディアで仕掛けられたら良いかもしれない。
2011-09-11 15:07:51経産省キャリア官僚が公務員制度改革の舞台裏を描いたもの。実名で書かれているので覗き見趣味をちょっぴり満たしてくれるが、なぜこれほど売れているのかよく分からない内容。
2011-07-11 14:37:50今のリアルタイムの日本の現実を、経産省の現役官僚の立場から暴露した一冊。国民側にたった官僚が、実名で内部告発してるんだから、辞める事覚悟で出版されているのでしょう。人生かけてる感じがしました。真実なのだとしたら、日本は二度目の大政奉還をせんことには、もぉどーしょーもないです。
2011-06-19 14:11:26Wow! ノートはまだありません
バーバラ ミント(著)
グロービスマネジメントインスティテュート(著)
Barbara Minto(原著)
山崎 康司(翻訳)
ダイヤモンド社
Masayo Sakuma