2012年2月1日読了。所要時間1時間程度。企業で働いている大人たちのための学びの場「ラーニンバー」に関する著書。ラーニングバーでは知識注入型の講義といった形ではなく、参加者同士が講義やテーマをもとに対話をする中で、自身の中のバイアスやあらたな見方を身に着けることを目標としている。社会人が企業の中で働く中で、その環境に順応しすぎてしまい、考え方の固定化が生まれ、結果変化に対応できなくなっている、と考えた東京大学准教授でもある著者が開いたのがラーニングバーである。奇しくもこの本を読む直前から大学内にお互い学んだことを共有し対話できる場を作りたいと考えていたところなので、ある程度参考になる部分もあったと思う。しかし、ラーニングバーの対象者は社会人なので、学生で行うとしたら、いろいろ変更する必要がありそうだ。また、本の内容自体も学生に向けたものではないので、ぴんと来ない部分も多々あった。しかし、このラーニングバーの取り組みは、学習の場としても交流の場としても、非常に興味深い。一度日本に帰ったら参加してみたいものである。
2012-02-01 09:20:34 247pWow! ノートはまだありません
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講談社
Yuta maeda