Yuta maeda's Bookshelf Yuta maedaさんの本棚

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2012年2月2日未明読了。1時間ほど。いかに人にわかりやすく、また興味を惹きつつ伝えるか、というテーマのもと、池上彰さんがさまざまな注意点を紹介する。池上さんの聴衆の惹きつけ方は見事で、本に書いてある方法もひたすら感嘆した。しかし、それ以外の点に関しては、個人的に思うには、だいぶ当たり前のことが多かった。以前にWikipediaの記事の書き方を見たからであろうか。しかし、それでもいくつか改めて確認できたこともあり、無意味ではなかったといえる。たとえば、なにか物事を説明するとき、それを自分の簡単な言葉でいえなければ、本当に物事を理解したことにはならない、ということである。また、自分の知識に疑いを持つことも大事であろう。知ったかぶりほど自身にとって害のあることはない。また、使ってはいけない言葉の欄も興味深い。Wikipediaにも中立性を保つために使ってはいけない言葉の欄があるが、この本の中では、より論理的、もしくは興味深くするために使わないほうがよい言葉である。「いずれにしても、『いずれにしても』の安易な使用は控えたほうがよいでしょう。」(P.180)が個人的につぼ。

2012-02-02 23:03:26 (205 Page)

2012年2月2日未明読了。1時間ほど。ドラッカーの「マネジメント」を知るための本というよりは、物語であるように感じた。少なくとも、「マネジメント」について解説している本ではない。ただ、"得られた知識を野球部のマネジメントにどのように反映するか"というのがこの本の肝であり、読者が学べる部分ではないだろうか。確かに、ところどころにご都合主義のような展開や、常識的にそういう行動はしないだろう、といった点もある。だからこそこの本の意義があがるのではないだろうか?というのは、人間は常識にとらわれやすく、そこから抜け出しづらい、という本質が少なからずあると思う。また、ご都合主義のような展開も、結局成果はなにかをしてみないとわからない、というところにつながる。そういう意味では、この本はある"アイディアを行動に移す"ための見本書、といえるのではないだろうか。自分が読んで思ったのは、自分が「マネージャー」になるのは適材適所ではない、ということだろうか。まぁ、真摯さが一番重要らしく、能力は後から身につけられるそうなので、まだわからない。主人公のような純真さと真摯さを獲得したいものである。

2012-02-02 22:52:30 (272 Page)

2012年2月2日未明読了。所要時間1時間程度。パナソニック(松下電機)の創業者松下幸之助が人生を生きるうえでのアドバイスをまとめた書籍である。この本から伝わってくる彼の思想は、大いなる自然もしくは神意ともいうべきものに対する諦観を基にしながらも、人間の力が及ぶ範囲で全力を尽くす、もしくは自分の運命ならびに使命をすべて前向きに肯定する、というものである。そのような思想を持つからこそ、たとえ困難の中にいても自分を見失わず、またあきらめずに活動を続けてこれたのであろう。また、適材適所、という言葉をよく実践している人であるとも思う。社会にはいろいろな職業があり、それぞれがいなければうまく機能しない。だからこそ、自分の素質を生かした仕事をやりがいを持ってすることが大事と述べる。そういう当たり前のことに気づかされる。また、長所が短所になり短所が長所になる、相手が良心の咎めによって裏切れないほど人を信頼する、精神的恐怖を持つことで謙虚に振舞う、無用とされているものにも何かしら価値が創造されてきた、などという意見は非常に興味深かった。とても軽い本なので、すぐ読める点もすばらしい。

2012-02-02 22:42:23 (189 Page)

2012年2月1日読了。所要時間1時間程度。企業で働いている大人たちのための学びの場「ラーニンバー」に関する著書。ラーニングバーでは知識注入型の講義といった形ではなく、参加者同士が講義やテーマをもとに対話をする中で、自身の中のバイアスやあらたな見方を身に着けることを目標としている。社会人が企業の中で働く中で、その環境に順応しすぎてしまい、考え方の固定化が生まれ、結果変化に対応できなくなっている、と考えた東京大学准教授でもある著者が開いたのがラーニングバーである。奇しくもこの本を読む直前から大学内にお互い学んだことを共有し対話できる場を作りたいと考えていたところなので、ある程度参考になる部分もあったと思う。しかし、ラーニングバーの対象者は社会人なので、学生で行うとしたら、いろいろ変更する必要がありそうだ。また、本の内容自体も学生に向けたものではないので、ぴんと来ない部分も多々あった。しかし、このラーニングバーの取り組みは、学習の場としても交流の場としても、非常に興味深い。一度日本に帰ったら参加してみたいものである。

2012-02-01 09:20:34 (247 Page)

所要時間1時間半。Living in Peace代表の慎氏の著書。Living in Peaceとは社会変革の意思のある人々が「副業」として集まった団体であり、副業としてのNPO団体のさきがけ的存在である。最近自分は社会企業家に関する本をいくつかよんでいるが、それらの人々はもっぱら本業として行っていた。しかし、この慎氏は副業でも世界は変えられると主張する。この点が非常に斬新であった。本の内容は児童福祉施設に行った際の体験とショック、そして状況改善のための分析と行動から成っている。児童福祉施設の実態(子供達の状態や、資金難から起こる職員不足など)は非常に自分自身にとってもショッキングであった。しかし、そこでただ感じるのではなく、何か行動に移すのが非常に大事なのであろう。今は何もアイディアがないが、大学生活中になにか発見したいものだ。そのために、今はしっかり学びたい。また、慎氏は本業としての企業活動の重大さにも触れている。なぜならば、法人税がなければ国はなにも施策がうてないからである。そういう意味でも本業をしっかりこなした上での、副業としてのこのような活動は興味深い。

2012-02-01 06:24:51 (261 Page)

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