何のために、働くのか。自分を磨き、世の中に貢献するため。当たり前と思われていた事を、あらためて丁寧に解説していただきました。若者の負の部分をえぐる過程は、今、働くことを悩んでいる世代には、辛辣すぎて、毛嫌いされやすいかもしれないし、古典を持ち出してくること自体を、古臭いと片付けてしまいがちかもしれない。それらの若者にこそ、一つ一つの言葉が届く事を願ってやまない。正しいことを、素直な目線で俯瞰できるようになるには、人生経験も必要なのかもしれないが、今、目の前にある事実を他人の責任にせず、まず自分が変わる事から前に進もうとする勇気と、聡明さを十代二十代にこそ、身に着けてもらいたい。そういった熱い一冊でした。
2012-03-04 13:55:24Wow! ノートはまだありません
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
P・F. ドラッカー(著)
Peter F. Drucker(原著)
上田 惇生(翻訳)
ダイヤモンド社
Taizo Ochi