環境の変化は社員をおびえさせ、彼らの不安は管理職の沈黙によって増大する。その対応策は明らかである。徹底的に話し合いを続けることだ。なぜ会社が変化しているのかを説明するのだ。なぜ自分たちが変わらなければならないのかを教えるのだ。
2015-11-29 08:39:05 62p 目標に到達することは重要だ。だが、いかにしてたどり着くかということも同じくらい重要なのだ。汚い手を使って目標を達成しても必ず敵をつくり、長い目で見るとマイナスになる。
そして、正しく目標に向かうプロセスにおいては、「正しいことをしなさい」という規範で十分である。つまらない駆け引きや、自分が誰かを困らせたり、怒らせたりしてはいないかとクヨクヨするのもやめることだ。それが正しいことなら、エゴにとらわれず、内輪もめも気にせず、それを行うべきだ。
上司がつねに部下に送り続けなければならない唯一の信号は、一人ひとりの存在と力が自分にとっていかに大事であるかということである。じつのところ、それ以上大切なものなど存在しない。
上司は自分の影響力を悟り、それをうまく活かす。部下を支える存在になる。部下がどういう人間であるかを知る。彼らの能力と、どうすればそれを高めることができるかを考えるのだ。
どんなリーダーも、自分が組織の雰囲気を決定していることを知らなければならない。熱心な上司のもとには必ず熱心な部下がいるものだ。
逆もまた真なりで、リーダーが不機嫌なら組織全体もギクシャクする。だが、リーダーとてスーパーマンではない。まったく元気が出ず、前向きな気持ちになれない日もある。そんなときはどうすべきだろうか?大事なのは、自分が与える害を最小限に抑えることだ。
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Tomo Kato