ボーダーラインをまたぐ草枕
タイトル「野宿入門」には、こんな吹き出しがくっついています。
「ざっくりと……」
そう、これは野宿のハウツー本ではなく、野宿が楽しくて楽しくてしょーがないたくましい「森系」女子がつづる野宿お誘い本。
野宿とは、帰りたくても変えれない。しょーがなくする非常手段と消極的に思われがちですが、彼女は「朝まで休憩しています」と積極的に外に出る。「野宿」を日常の縛りから解き放つ心身開放ツールとして使っているのは目からウロコな視点です。
癒しの旅行もいいけれど、巣篭もりから抜け出して、外に身を置いてみると、ジョーシキって何だったんだろう? というギモンや、屋根と布団のありがたみ。そして原始、洞窟や木の根元で寝ていた昔をしのびつつ、自分の位置づけや見方づけが変えて見えることができるかも知れませんね。
Wow! ノートはまだありません
Yoko Shima