and more.
ダ・ヴィンチBook of the year 2010 恋愛小説部門 第1位 というところでまったくもって敬遠していた小説。恋愛小説部門だよ、第1位だよ。もー、小説読む基準で最初に弾くところだ。気恥ずかしくて自分の本棚に並べるなんてあり得ない。てか図書館で借りるのも躊躇する。・・・のに、その日、つい本屋で手に取ってしまったのだ。ちょっと立ち読みして、やっぱりダメだわ、と判断するために。しばらく字面を読んで、前半のさらに半分くらいまで読んだところで、ふと、立ち読みにしては長く読み過ぎたと気がついて、本を戻したのだ。陳列棚に。それから次の日、続きが気になって本屋に立ち寄って・・・。と気がつけば、オール立ち読みで読破してしまった。読まないって言っていたのにだ。というわけで、その本屋で、立ち読みしきった本を買ったのは、本屋への礼儀というか個人的な落とし前で。
ようやく心が落ち着いたので改めて読んだ。あー、読まなければよかった。悪い意味でなくて、なんというかあれだ、切なすぎ。本棚に置いておくだけにすればよかった。好きな作家でなければ読めないなぁ、いろんな意味で。
月並みだけど、泣けます。
飲みに行かず読み続けたので、有川浩「ストーリー・セラー」一気に読み終わる。「キケン」はライトノベルの見本みたいでさくっと読めたが「ストーリー・セラー」は一ひねりありのいいひとを愛する話で、お上手!という感じかな。どちらも本屋大賞は難しいかな?でもいい小説家です。
2011-04-07 14:07:01Wow! ノートはまだありません
Michi Kawahara