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もとは、The Filter Bubbleで、まさにフィルタリングに関する分析、考察が基調となっている書籍である。まえがきから引き込まれる。CATVの番組選択の例も興味深い。読み終わると付箋が10もついていた。まずは、大推薦。
2012-06-03 10:52:42著者は知人である。この書籍は著者から送られて、読み始めたものだ。最初はちょっとずつだったのだが、今日土曜日なので少し落ち着いて読み始めたら一気に最後まで読めてしまった。著者のお人柄が良く出ている本だと思う。歴史をひも解いて、結構踏み込んだコメントも書かれている。特に最終章の「チャレンジャーとしての日本」で述べられている主張には考えさせられるものがある。制度でやるべきこと、システムで整備すべきこと、人心に関わること、それぞれに時があって、それがいつ動くかは神のみぞ知る。でも、方向性として深見氏が主張されているものはやがて現実になっていくだろうと感じたのであった。
2012-01-28 07:07:17約半月で読了。読みごたえもあり、内容も充実していた。13章にベースとなる技術の話がまとめられており、「ビジネス分析ツール」、「モバイル機器のプラットフォーム」、「ソーシャルテクノロジーのプラットフォーム」、「クラウドAPI」、「新しいセキュリティシステム」の5つに触れられている。セキュリティシステムの総見直しが欠かせないという指摘に深くうなずいた。
2012-01-17 13:31:54 (283 Page)Wow! 読みたい本はまだ登録されていません
原著のPoorly made in Chinaは2009年発行で、今とは多少違うのかもしれないが、米国で出荷されているシャンプーの中国での製造の話など、恐ろしく感じる部分は少なくない。ただ、中国企業が品質や約束より利益を優先するケースがあることを恐ろしく思うより、国際競争の中で米国企業が余裕を失い、品質にリスクを感じているのにもかかわらず、製品を市場に供給してしまっていることの方がもっと恐ろしい。既に、目線が下がってしまっているのである。
2012-06-23 21:11:28規制緩和も必要だし、新たな規制も必要だと思う。個々の企業や従業員が目線を高く持って良い仕事をしていくという気持ちも大事だけれど、現実には気持ちだけでは安全、安心が維持できるとは思わない。
製品品質だけではなく、人材品質、サービス品質の分野においても国際競争は激しい。品質を保ったうえでなお価格でも勝負できなければ市場からは退場しなければならない。保護主義的な視点ではなく、安心安全のための必要な規制は国際的にかけて、品質、安全性が確保されるような仕組みが作られる必要があると感じさせられた。
刺激を受けた書籍として推薦できる本である。