経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)

竹中平蔵は、さすがに経済の解説はうまいと思った。
ただ、三橋貴明や池上彰に比べると少し古い感じもした。
この本が2000年頃にでたもの、というのもあるかもしれないが。

世界が”ブレーキのないジェットコースター”である限り、必ず大きな事故を起こし続けるんだと思います。

考えてみると、物理学も行き詰まっている、ライフサイエンスも行き詰まっている、経済学も行き詰まっている。あるとき、その専門家同士が話していたら、みんな同じような問題で行き詰まっていることに気がついたんです。生命科学にせよ経済学にせよ物理学にせよ、本当はものすごく複雑だと。

大きな会社じゃない社長でも大企業の部長に比べたら全然世の中を見ている。それはリスクを負っている人の真剣さですよね。

ミッションステートメントが明確にならない企業っていうのは、マーケットでも成功しない。