マルクスの人間観・労働観~ヘーゲルと基本的に同じ
「動物は単に直接的な肉体的欲求に支配されて生産するだけ」に過ぎませんが、人間は食べたり飲んだり眠ったりという直接的な生理的欲求を超えて、狩猟し、採取し、栽培し、交易し、産業を興し、階級を生み出し、国家を創建します。それは人間が動物的な意味で生きていくためにはもとより不要のものです。人間がそのような「もの」を作りだすのは、「作られたもの」が人間に向かって、自分が「何者であるか」を教えてくれるからです。人間は、「彼によって創造された正解の中で自己自身を直感する」のです。
知的好奇心を刺激された本。高校の先生のオススメ本。
2011-01-20 02:37:16 1pWow! ノートはまだありません
Hidehiro Kitagawa