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新田次郎による山岳小説の傑作。
実在の登山家である加藤文太郎を主人公に、大正から昭和にかけての日本登山界における動きとその中でもがきながら新たな地平を切り開こうとする登山家の活躍を描く。
小説である以上は当然脚色が入っており、登場人物も実名の人物がどこまでいるのかは不明なところはあるが、まず、冒頭で加藤文太郎という不世出の登山家について、その命日のことに言及しながら興味をそそる言葉を残して立ち去る老人と若者のやりとりから幕を開ける。加藤自身は元々漁師の息子に産まれたことで海には近しい気持ちを持っていたものの、それがなぜか山に魅せられ、やがて単独行の加藤と呼ばれるまでになっていく。
口べたで、思っていることを表情ですらうまく伝えられない加藤という人物は、人とのつながりを求めながら、不器用故に拒否される中で、やがて山に対しても己以外を信じることなく、夏山のみならず冬山をも踏破していく。やがて単独行の加藤と呼ばれるようになっていくが、、、、
新田次郎の山岳小説の傑作と呼ばれるだけのことはあり、人物の描き方、登山における心構えや経験に基づくと思われる数々の記述から、圧倒的な臨場感を感じる。昭和一桁の時代の登山界の閉鎖性はもとより、その中で結果的に単独行を余儀なくされたとはいえ、他の登山家からしてみれば輝かしいほどの実績を上げていく加藤文太郎の、嫉妬の入り交じった立場の微妙なところも含めて丹念に描かれている。
冒頭で若くしてなくなったことが明かされている以上、物語はその死にむかって綴られていくのだが、上巻においてはその悲壮感はなく、ねたまれながらも着実に登山界に足跡を残していく加藤文太郎が描かれる。その様子はあまりにストイックで、ヒマラヤへの夢を持ってあらゆる贅沢を廃して貯金する様子などは現代の感覚からしても常軌を逸しているように映る。実際の加藤がどの程度までそういう行動に出ていたのかは不明だが、それほどまでに夢を持ち続けられるのはある意味でうらやましくさえある。
下巻ではやがて来たるその時にむけての様子が描かれていく。

2012-03-18 01:27:20

上巻では主人公の加藤文太郎の生い立ちから登山に熱中するまでの過程について書かれています。彼は非常に不器用であるがゆえに、人との関わりをうまく行うことができず、悲しい思いをしてきました。しかし、孤独な単独登山を行う事で、自分の感性を研ぎすまします。

2011-04-23 20:13:55

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