江戸時代の吉原にある山田屋という遊郭で働く数人の遊女のピュアな恋心が描かれています。結ばれてハッピーエンドになることは少なく、病死や自殺などで悲惨な最期を遂げる話が多いです。そんな中でも、最後の勝野の話は良かったと思います。
2011-09-23 07:10:19遊郭という場所は、男にとってはつかの間の天国だが、女にとっては永遠の地獄である。この本はいくつかの話から成り立っている作品だが、地獄の中で彷徨った挙句、みんなが進むべき道を進んでいく。たとえ、その先に未来があろうとなかろうと。悲惨な話が多いが、最後は清々しさを感じる作品だ。
2011-04-06 02:47:29Wow! ノートはまだありません
Katsuya Ishiyama