表示順
2012年本屋大賞受賞作、ということで手にとりました。
辞書をつくっていく、というこれまでなかったシチュエーションに惹かれ購入。
1ページ目からぐんぐん物語に引き込まれて行きました。辞書、誰しもが一度は必ず手にしたことのあるもの。幼心にこれって誰がどんな風につくっているんだろう、と考えたことがあったなーと思い出しながら読みました。
感涙しながら読み終わったあと、辞書が壮大なる舟である、ということ。人にとって言葉というものがどれだけ大事なものなのか、をしみじみ考えさせられる本でした。
GWの暇なひととき、辞書をめくってみようかしら。
どの作品読んでも想うけど、有川浩の描く人物は皆いきいきしてる!この前まとめ買いした三冊の中でダントツに私は好き。
いやー、痛快!爽快!めちゃ面白かったー。
すっかりおっさん達のファンです。
この春に続編が単行本で出たようなので、買うかどうか迷い中(小説の単行本って買わないんすよねー)
Wow! 読みたい本はまだ登録されていません
一言一言、読み進めていくページを胸に刻みたいと思える本でした。久々、本のページに三角折り目つけまくりましたなあ。
2012-04-30 14:27:18「人生、生きるということ自体が、新鮮な驚き、よろこび、新しくひらかれていく一瞬一瞬であり、それは好奇心という浮気っぽいもの以上の感動なんだ」
「僕はありのままの自分を貫くしかないと覚悟を決めている。そえは己自身をこそ最大の敵として、容赦なく戦い続けることなんだ。自分が頭が悪かろうが、面がまずかろうが、財産がなかろうが、それが自分なのだ。それは絶対なのだ。実力がない?けっこうだ。チャンスがなければ、それもけっこう。うまくいかないときは、素直に悲しむより方法がないじゃないか」
ありのまま、って簡単なようで実はすごく難しいこと。
やりたいことを信じていることを貫くって本当に苦しいこと。
大人になるにつれ上手く賢く立ち回って生きていくことこそが幸せになる道、だと疑わずにきた部分もある私にとっては
突き刺さる程痛い言葉だらけでした。
こんなこと言うと、岡本太郎氏に怒られそうだけど、20代の前半ころに出会っていたかった本かも。
今からでも遅くない、かもだけど。
生きる!ってことを膨らませて魂を爆発させていく人生を送りたい、そう思える一冊でした。
これからきっと何度も読み返すだろうから、本棚にずっとおく一冊に決定です。