太宰治賞受賞作とのこと、「あしたあみ子」と「ピクニック」の中編が収められているが、2作品とも読んでよったと思わせられる良品。あしたあみ子読む人によってその響き方が大きく違うだろうとおもわせられた作品。こころのやわらかさというか襞ののおおさというかもしく傷のかずの多さか、聞く力が試させられるいい作品だと思った。ピクニックはお話を作ってしまう人間の悲しさとそれを許し話をあるおのとして受け入れるやさしい人たちの、微妙なお話が「ピクニック」。読んで損のない作品と思う。
2012-05-22 15:33:50Wow! ノートはまだありません
Hikaru Sato