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スティーブ・ジョブズ II

ウォルター・アイザックソン(著)
井口 耕二(翻訳)

講談社

発売日: 2011-11-02

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2012.02.06

2012-06-02 01:19:13

AppleにNeXT買収を持ちかけている頃から、AppleCEO辞任の日までが描かれている。人は年を取ると丸くなるものなのだが、ジョブズは違うらしい。無能な人には罵倒が飛ぶし、ライバルとは口汚く罵り合っている。自分を裏切った者に対する復讐は凄まじい。しかし、血も涙もないわけではなく、純粋なものに出会うとよく涙を流している。成功すると第2の道を模索するパターンもあるが、彼は金儲けも慈善事業にも興味がなく、ただひたすら世界をよくする為に自分のやるべきことをやり続けた。一言で言うなら『すごい人』だ。
余談だが、私はⅠとⅡを2日間で一気に読んだ。伝記を集中して読んでいると、まるでその人の人生を追体験しているような気がした。どのような結末が待っているのか分かっている話を最後まで読むのは、時として悲しいことだ。3回目の病気療養休暇を取った頃の話のところで読むのをやめようかとさえ思った。しかし、これが彼の人生だ。普段はウィンドウズ派だが、iPadやiPodを生み出してくれてありがとうと言いたい。

2012-01-30 14:15:47

漸く読了。日本版はいい具合に二冊に分けた気がした。iMacからの快進撃だけでもハリウッド的な人生ですから、そら魅力的ですよ。早くAppleのTVが世に出てくるのが待ち遠しいです。

2012-01-29 15:19:15

スティーブ・ジョブズの伝記後編。
アップルに復帰し、iMacをはじめとする革新的な製品を投入して存在感を高めていくアップルの軌跡と、ガンにむしばまれていくスティーブの様子が丹念に描かれる。
読み進めていくうちに、スティーブの荒唐無稽な言動や行動があったとしても、病に冒され、やがて自らCEOを退任するにいたると、どうにも切なくなってしまう。破天荒な人物ではあったが、だからこそテクノロジーだけでなくアーティスティックな側面にも独特のこだわりを持って、製品を提供してこれたのだろうと感じた。
アップルにはスティーブの遺伝子が継承されているのだろうが、魔法のようなプレゼンやあっと驚くような製品がこれからも提供されるのか。スティーブという孤高の存在が失われた今後のアップルにも注目していきたい。

2012-01-15 13:55:07

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