副題にあるように会計学の「入門」書である。本の隅々からいかに会計の基礎知識をわかりやすく説明するか、という著者の心配りが感じられる。各章のまとめもよく練られている。また、そこで得た会計の知識を日常生活に生かす、といったような工夫も見られ、会計に興味のない人も読んで損はないだろう。むしろ大いに得になると信ずる。知識自体は一見当たり前のことであるが、その当たり前のことをいつも意識し、日常生活にまで活かせる人は少ないのではないだろうか。また、当たり前のことは当たり前であるがゆえに、抽象的になり深く追求することも少ないように感じる。そういった意味で「当たり前」の追求ではあるが、この本は価値的であると思う。一方で、チャンスロスなど新しい知識も知ることができた。数学的センスの話も興味深い。一番心に残ったのは、目標は達成することが目的ではなく、どれほど達成できたかが大事ということであり、だからこそ多少上に目的を設定することが大事、という部分である。所要時間は1時間半ほど、また、各章にすぐれた2P程度のまとめがあるため、実質10分ほどまとめを見るだけでも有意義な時間になるだろう。
2012-01-31 08:39:02 216p2010,1,31聞き終わり(オーディオブック)。数字に対する印象が変わりました。経済・会計学の面白さが見えた気がします。日常で感じる事のない裏側って言うものは社会の隅々に行き渡っているものなんですね。
2011-09-25 02:47:05Wow! ノートはまだありません
Yuta maeda