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2012/11/13読了
映画化もされたこの作品。各人の描写がとても上手くて、つい引き込まれました。
阪急今津線に乗り合わせた、関係のない人たち。
それぞれが、それぞれ目的も、行き先も違う中、物語がちょっとづつ重なっていく。
特定の個人からの視点ではないので、いろんな人の心を覗いている気分になる。
この物語に出てくる人は、総じて『いっちょ噛み』な性格だ、だがそれが物語を進める重要な要素になっている。
人はそれをお節介ともいうけどね。
幸せは身近な所にいくつでも転がっているけど、立ち尽くしてるだけでは見つからない、一歩を踏み出さないと・・・
この物語の登場人物は、『いっちょ噛み』という一歩を踏み出すことで、自分の人生を変えていってる、自らによって・・・
ほっこりしたけれど、同時に背中を押された気分になりました。
有川さんの本は面白いなぁ、好きな作家さんが増えました。
『もしドラ』は読んでないです。
この本は取っつきやすくて、すらすら読めた。
が、読了して3年たった今、ほとんど内容を覚えていない・・・
何か当たり前の事ばかり書いてたような、
心には残らなかったということか。
京都が好きだ。親の実家がある京都、大学のある京都、一人暮らしをした京都、バイトで辛酸をなめ、かけがえのない経験ができた京都。その一つ一つの小道に思い出がある。
今は働く場所である京都。
これからもよろしくお願いします。
海老原嗣生、この人は覚えておくべき人です。
今日本にある多くの矛盾と真っ向から戦っている人。将来会いたい人の中の1人です。
本自体の評価は、今のところ内容を活用していないので低めです。
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2012/11/18 読了
2012-11-18 16:42:38伊坂幸太郎の短編集にして一つの作品。
上記の説明は読めばわかります。
1週間の調査の後に対象者の予定されている死に可否を下す。
クールで奇妙な死神を主人公に、ある6人の対象者とのやり取りを綴った短編集。
話によってはなかなか進まない所があったけど、全体としてはおもしろかった!
個人的には、①死神の精度・④恋愛で死神・⑥死神対老女:が面白かったな。
伊坂さんは、ゴールデンスランバーでも思ったけど物語の終わらせ方がすごい上手ですね。
いつもすっきり、物語を終わらせれるってのは自分にとってとても重要なので。