昔ながらの父親像を求める私としては、”そーだよなぁ”と納得し続けた一冊。”父親は、一生の内で子供を叱るのは3回でいい。”自分の人生を振り返っても親父に叱られた事は、記憶に残っているし、その内容が、そのまま人生観になっているのは、あらためて驚いた。森先生の本は、読書論とかもそうですが、普通はここまで説明しないだろうという事細かな事まで、丁寧に説明しすぎなくらいな所が、半ば笑えたりもしますが、一見、個人の勝手な主張にも聞こえるかもしれないけれども、
周りを気にしてオブラートに包んだあいまいな物言いをしないところが魅力的であります。21世紀への日本的家族主義の章での理想的人間像を、”自己の本文と義務と責任を重んじ””主体的にして情味が厚く、至純にして晴朗”と簡潔に断言している所なんかも、さっぱりしていていいです。
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Taizo Ochi