前から書店で表紙だけみて気になっていた人。節子クロソフスカドローラさんの随筆集。私は、白洲正子の随筆と相対する形で読むと面白いかも。正子は能の渋みの丹精さが前面にあるのに対して、節子さんはとにかく風も香りも感じるぐらいに文章が彩り鮮やか。有名な画家の奥様だったそうですね。作品を見てみたら、日本の色彩感覚とか、日本文化の根っこのところをアレンジするみたいなのを端々に感じてしまって、いーなーこんな生活と思いました。ぶち抜けた所に居る人は、無理せず頑張らずに、この世界の感性の人なんでしょうねぇ。 笑ったのは、この節子さんの座禅の師匠は、中村天風先生だとか。天上界は天上界同士で繋がっているのでしょう。
2011-09-17 05:10:34Wow! ノートはまだありません
Taizo Ochi