大手メーカーの不正とそれに振り回される中小企業との戦いが軸なんだけど、大企業の中の経営層・中間管理職・末端社員や中小企業の社長それぞれの立場・視点で話が進む中で、ものすごく感情移入できるキャラクターがいたりして一気に読めた。
これまでこういう”出世のためのしがらみ”みたいなものに無関係でサラリーマン生活を送れていること自体が幸せなことなのかもしれない。と、ちょっとだけ思った。
何度も泣いてしまった。すでに序章から泣けるのです。
三菱ふそうトラックの脱輪事故がモチーフ。というか明らかに三菱自動車と東京三菱銀行。
下町ロケットでもそうですが、ひたすら社長頑張れと握りこぶしを作りながら時間を忘れて読んでしまう。
予定調和に終わらない、最後の読後の爽快感!
思い出しただけで泣いてしまいます。
面白い!
Wow! ノートはまだありません
水落 真