芥川賞候補にも一度なった石田千さんの短編集。作家という人種はすべて暗いタイプの人間ばかりとは思いませんが、深くものを考える方たちであるの魔間違いではないような気がします。この本の著者石田千さんもかなり様々なことに対する感性が鋭く、感受性に富んだ方なのだろうなあと本を読んでいると感じます。多くの人が自分のことだけが興味の対象になってしまっているこの世で、人のことをどうしても感じ、考えてしまいいろいろ大変なことに巻きもまれてしまう。そういった人がまだいるのがわかります。そんなことを思わせる小説でした。
2011-11-30 10:02:53Wow! ノートはまだありません
Hikaru Sato