2年待ちましたが、松岡正剛 連塾 三部作最終章 漸く完了。関東に住んでいたら、間違いなく参加していたであろう連塾の講義レポート。”フラジャイル”やら”面影と喪失”やら、何も無い(様に見える)所に意味を見出して、論理を構成(編集)して編み出してきた日本的な考え方は、あたかも何層もの装飾、衣装が被さっている筒の様なもので、一枚一枚の歴史を紐解いて、中の空洞を発見する事には意味が無く、どの様な方法で、層が積みあがってきているかに意味がある。という事のようです。ちゅーことで、何にも無いけど、面影がそこにあるので、時代時代の空気でどんな形にでも流されちゃうんだけどもその方法と落としどころが常に日本的という意味を込めて、最後の章が、”雪が舞う鳥が舞うひとつはぐれて夢が舞う”の”夢”と日本人が個々人で持っている”本来の日本の面影”をかさねているのでしょうか。とにかく読み応えのある3部作でした。
2012-01-03 09:01:06Wow! ノートはまだありません
Taizo Ochi