「高校受験・大学受験とも失敗し、新卒で入ったのは当時無名だった会社。でも、このままでは嫌だと思い、自分の人生を変えたいと心底思った」と語る著者。そこから、仕事つながりの人やたまたま隣の席に座っただけの見知らぬ人等、1万人に聞いた結果がこの本になっている。人間関係・仕事・自分のあり方・お金について、先人が後悔していることが赤裸々に書かれている。あと数年で終わる私の30代に面白いヒントをくれた本だと、数年後に思うことになるだろう。
いわゆる『成功者』と呼べる人達(人格者かどうかは別として)の中には人間関係が大事であることを主張する人が多いように思う。「ネガティブパワーを発する人とは接触するな」ということなのだが、これは、別に成功を目指していない人でも大事だと思う。ネガティブに生きることはそんなに難しいことではなく、むしろひたすら前向きに考えることのほうが難しい世の中だが、ネガティブからは何も生まれてこない。そんなこんなでダラダラと一生を過ごすことになってしまうと思う。
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Hiroko Kashimoto