この本の先行である短編は読んでいないけど、編集者たちが‘角田さん、妊娠!’と勘違いしてしまった気持ちはとてもよく理解できる。‘妊娠や出産、育児の経験はした者でないとわからない’と経験者が語るのに抵抗があったけれど、いざ自分が味わってみるとそう語ってしまう気持ちもよくわかって、思わず自らも口に出しそうになっていたが、安易にそんなこと口に出さなくてよかったよ。てか、角田光代、やっぱすげぇな。小説の創造(想像)の力って、こういうことだよな。という一方で、妊娠その後の出産育児のこともこの筆力で書けるものだろうかとちょっといじわるな見方もしてみたりして。
2012-01-06 16:45:16Wow! ノートはまだありません
Mito Imamura