舞踏研究家がバレエやオペラの鑑賞について書いている本。日本でもスタンディング・オベーションが増えてきたが、それに対する疑問を呈している。著者曰く「日本人は『皆がどう見てどう評価しているか』」を気にするが、「西欧は『自分がどう見てどう評価しているか』」が全てのようだ。「誰々がいいと言っていたからこの作品を見に行く」のではなく、とにかく目の前にあるものを楽しむべきであり、よくないと思えば賞賛は不要で、「感動ありき」では本末転倒なんだそうだ。日本人はとかく「なんとなく」という感覚が多いのかもしれないと思った。
2012-01-27 15:38:16Wow! ノートはまだありません
Hiroko Kashimoto