沖縄の在日米軍基地を観光ガイドブック風に紹介。その中で、日米安保、在日米軍問題の背景が詳しく解説されている。
ガイドブックとして沖縄旅行の参考に使ってもよいし、在日米軍問題の入門編として読んでもよい。ガイドブックという体裁がとても取っ付きやすく、この問題を身に引き寄せてくれる。非常によい編集だと思う。
特に「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること」という28編のコラムは驚きを発見させてくれる。
本書の作成のきっかけは、鳩山元首相の普天間問題だった。「抑止力は方便」の真意もうかがい知れる。
ただ一つ苦言を呈せば、筆者が締め切りに追われていたのか、慌ただしく書かれた文章で少々読みづらさがあった。
Wow! ノートはまだありません
Hideki Nakane