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戦争の世界史―技術と軍隊と社会

ウィリアム・H. マクニール(著)
William H. McNeil(原著)
高橋 均(翻訳)

刀水書房

発売日: 2002-04

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戦争の世界史とあるが、戦争と産業の関連の歴史がテーマになっていると思う。
今では、一般に、戦争には、高性能な兵器の調達が重要という認識になっていると思うが、このような構造になるまでの著者独自の歴史認識がつづられている。
古代における、都市に住む定住農耕民を、遊牧民が掠奪しているころから、冷戦下の軍拡競争までが綴られているが、メインとなるのはイタリア諸都市が隆盛をきわめていた13世紀ごろからのヨーロッパの歴史である。
出来事が同じ傾向を維持したまま起こるのではなく、突然変異的な技術の伝来、発明が、状況を一変させることも、人間の知恵によってその状況にうまく対応したり、克服したりしていったりと、ヨーロッパにおける戦争と産業の関係深化の様子が描かれている。
フランス革命戦争と、二度の世界大戦の発生原因の解析は、人口問題が大きな割合を占めていると指摘しており、あのような大規模な破壊行為で多くの人命が失われたり、社会構造の変化があって、社会が落ち着きを取り戻したり、今までにないあらゆる分野での技術革新が起こったと指摘しているのはとても冷徹な見方で興味深い。
また、兵器や軍隊組織の変化だけではなく、補給や輸送、通信の問題解決が戦争の大規模化に寄与したという見方もあり、多角的に分析されていると感じた。
一方で、情報も産業としてとらえてもいいのではないかと感じた。
イギリス海軍が議会での予算を得るために、新聞を利用したということに触れられているが、マスコミュニケーションという情報産業の発達も、大規模戦争の発生に関わっていたはずである。
最後に、社会の細分化されたあらゆる組織が合理化されてきているが、それをたばねる組織の側が、それらを合理的に経営できなくなったという指摘は注目すべき点である。今世界で起こっている問題の多くが、まさにこの点に端を発していると思う。人間には管理ができないほどに、社会システムというのは高度化してしまったのではないだろうか?だからこそ、人間の脳の代替となる情報技術が、今急速に発展しているのだと思う。

2012-02-26 12:35:51

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