サイトリニューアルのお知らせ

ソーシャルリーディングサービスは機能を新たにし、下記のアドレスに移動いたしました。

https://reading.booklook.jp/

当サイトをご利用頂いていた方へ
レビューを含むご登録頂いていた情報は、新サイトには引き継がず、現在の旧サイト上のみ表示されます。
よろしければ、新サイトにて再度、新規ユーザーのご登録をお願いいたします。
旧サイトでの本棚登録・レビュー内容を移したいなどご希望がございましたら、新サイトでメンバー登録手続き後に、こちら へ下記の情報とメールにてご連絡を下さい。
  • 旧サイトでご登録頂いていたfacebookアカウント名
  • ご自身が書いた旧サイトでのレビューページURL

"ひとり" から "みんな"との読書へ

<ソーシャルリーディング> SNSを利用した新しい読書体験

あなたの感想を共有しよう

自分だけの本棚を作って記録しよう

みんなの感想と本棚であなたの1冊を見つけよう

無料

見るのも書くのもOK

便利

外出先でもノートが書ける

共有

みんなの本棚、ノートを見よう

共感

ノートでつながりを深めよう

本のいいねをシェアしよう!

  • 無料

    見るのも書くのもOK
  • 共有

    友達にも見せちゃおう
  • 便利

    外出先でもノートが書ける
  • 共感

    ノートでつながりが深まるかも!

Readers この本の読者

Note List ノートリスト

高名な文豪を父に持った一人娘が、その父の死をきちんと記録しなくてはならない、
「将来露伴を研究する誰かがあれば役に立つかもしれないというばかり」の思いで父の死と向き合った。
看護で疲れ果て朦朧とした頭が一瞬冴えた時でさえ彼女はこう思うのだ
「いかにして父は病み死んでいくか見届けなくてはいけないのだとあせった」

その父も自分の死をしっかり見つめていた。”終わる”ということについてこんな言葉があった。
「花がしぼむのも鳥が落ちるのも、ひっそりしたもんなんだよ。きっと象のようなものだってそうだろうよ」
また、本当に亡くなる寸前には
「このあけがた、父はやや長く私と話し「じゃ、おれはもう死んじゃうよ」と云った。さっぱりと雲が晴れたように、父はかならず死ぬとわたしはきめた。」

死とはなんなのか、それは誰にもわからない。
最近の映画やドラマではやたらロマンチックに美しく死んだりする。遺された者が激情に悶えるような場面も多い。
この随筆の中の「父の死」は、とてもクールに見える。親子の情が薄いのではないかと思える場面すらある。
「お父さん、死にますか?」そう問いかけたりするのだから。

でも、こんなに真摯に父親の死を記録した随筆もないのではないか?
そしてひとりの女性が、娘としてここまで父の死に向き合うことの過酷さも思い、
幸田文という女性の、芯の強さを感じるのだ。

わたくしごとだが、昨年末から今年にかけて祖母の体調が思わしくなく、あわや入院か?という時があった。
そんな時に祖母が言った言葉がある
「色んなところが悪くなったり良くなったりしているうちに、それでいつか終わっちゃうんだよ。年寄りなんてそんなもんなんだ」
そんなこと言われたら、おばあさん子のわたしは堪らなくなるのだが、祖母が案外冷静にそういうことを見つめているのだなと、はっとさせられた。

2012-03-04 14:54:34

My Note List この本のマイノートリスト

Wow! ノートはまだありません

Recommended Books こちらもいかがですか?

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

カーマイン・ガロ(著)
外村仁 解説(その他)
井口耕二(翻訳)

日経BP社

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

レイチェル・ボッツマン(著)
ルー・ロジャース(著)
小林 弘人(監修)
関 美和(翻訳)

日本放送出版協会

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

クリス・アンダーソン(著)
小林弘人(監修)
小林弘人(監修)
高橋則明(翻訳)

日本放送出版協会

スティーブ・ジョブズ I

ウォルター・アイザックソン(著)
井口 耕二(翻訳)

講談社