知人に勧められて読みました。
自分の生活のため、この国の雇用維持、経済発展のため、そして何よりこの夏熱中症による死者を増やさないために原発の稼働が必要だと
考えている自分自身、原発稼動反対の人がどのように反対をしているのかを知るために読みました。
しかし、この人自身が東大話法でこの本を書いたのではないかと思ってしまう内容だったので非常に残念です。
この本で一貫して感じることは他者の批判に終始しており、建設的な意見がほとんどないということ。
特に池田信夫氏、香山リカ氏を痛烈に批判しているのですが、
それこそ自分の都合の良いところを解釈して、反原発派に迎合しているのではないかと思ってしまいました。
たとえば、池田信夫氏を批判している箇所では池田氏のブログを引用して池田氏が全ての「自称ジャーナリスト」を軽蔑していると
筆者の安富氏は書いていますが、池田氏のブログやtwitterを私が見る限りでは池田氏は全ての「自称ジャーナリスト」を軽蔑しているわけではなく、
池田氏の質問にまともに答えようとしない上杉隆氏のみを批判しているように思えます。
池田氏のtwitter、上杉氏のtwitterを両方フォローして彼らの主張を見ている私としては、
筆者が東大話法よろしく自身の主張に都合の良いところのみを取りだし解釈しているようにしか思えませんでした。
また、安富氏は立場というものが東大話法を支配していると述べて批判をしていますが、
本書を読んでいて、安富氏の主張が私には立場をうまく得られた人に対して嫉妬をしているようにしか思えず、
子供のわがままを聞いているようでした。
Wow! ノートはまだありません
Tomoya Hiramatsu