中国にわか勉強その2
チャイナナインの名付け親という遠藤氏の本
ひと通りチャイナナインの紹介と,次期の予想,10年後の候補者まで載っていて有益
習近平 李克強で10年の次は,胡春華(弱い対抗:周強) 孫政才 との予測であった。
文章が大仰なのが最大の欠点かな,この本
「深く掘り下げていく」ってどの程度の深さんなんだか・・・・とかね。
有益な知識
人民解放軍は国家の軍隊であるより前に,中国共産党の軍隊
ウカン事件の教訓:民意を重視したほうが社会(一党支配の社会主義国家)は安定する。
中国のアフリカ重視は資源目当ての最近の動きではない。発足間もない「中華人民共和国」を国際社会で認知してもらうため応援を求めた時代から。
中国の熱心な宇宙開発は,月面のヘルウムを採取して核融合炉を実現させる目的
驚いたこと(まだ半信半疑)
周近平を天皇陛下に会わせた経緯を巡って起きた批判的な日本の論調を周氏が知った結果,彼は日本に悪い印象を持っている・・・らしい。
そうなの? せっかく無理して会見を設定したのに?
薄煕来氏の中国共産党役職の全解任はなぜ起きたのか。
それは、胡錦濤・国家主席の団派と、前国家主席で隠然と力を持つ江沢民氏の上海閥との権力闘争上の事件である。
だが、それは単なる政治の主導権争いという意味だけでなく、鄧小平がプログラムした富める者から富む「先富」と、共産主義の理想たる公平主義の「共富」との綱引きという、中国の今後の社会の選択の闘争と見ることもできる。
目覚ましい中国の経済成長はピークを下りはじめており、その選択は本書の主題たるチャイナ・ナイン(中国共産党政治局常務員)の多数決に委ねられている。
本書は、この現チャイナ・ナインと入局が予想される人物の来歴、そして、彼らが織りなすミステリアスで、ドラマチックな政治闘争、人間劇を解説。今秋に中国共産党総書記をはじめとする政治局常務員を決める第十八回中国共産党大会に向けて、中国政界どうなっていくのか目が離せない。
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Nobuko Muto