「数少ない特技のひとつが酒を飲むこと!もしかしたらメチルアルコールでも大丈夫かも?」と豪語する直木賞作家が、仲間(=友人や編集者)とともに『ワイン舌丁稚』を結成し、先達(=ワイン&食文化研究家の岡本麻理恵氏)に教えを請う作品。先達の解説によると、この本は自分の好みで気の合う仲間とワインを楽しみたい「ゆる系」ビギナー用らしいが、超初心者の私にはとても勉強になった。テイスティングの限度を超えてワインを飲み、へべれけになる丁稚達とともに、『ワインの世界』という広大な海に飛び込んだ私も、溺れない程度に感じが掴めたような気がする。願わくば、好きな香りと舌触りを説明できるくらいになりたいものだ。香りと舌触りが説明できるようになれば、むやみやたらと長い銘柄(ちゃんと意味があるのは分かるが、ただひたすらカタカナをだらだら書かれても覚えられないのだ、私は!ちなみに、私が覚えているやたらと長いカタカナは『マルクス・アウレリウス・アントニヌス』くらいだ)を言わなくてもソムリエに説明できるので、失敗はないというわけだ。
2012-04-19 08:16:22Wow! ノートはまだありません
Hiroko Kashimoto