「読み方」と書いてはいるが「書き方」にもつながるだろう。なぜなら、読み方をコントロールするには書き方が大事だから。 基礎編と実践編から構成される本書は、まず作者の思うところの『小説』とは何ぞや?から始まる。辞書的な意味、本人の思うところ、そして小説の存在意義にまで話は及ぶ。小説へは、①メカニズム、②発達、③機能、④進化、の4つのアプローチから迫っている。小説のすべては主語と述語から成り立ち、その述語は『主語充填型述語』と『プロット前進型述語』に分かれる。実践編も読みやすい作品から難解な作品まで揃っている。
2012-06-18 12:30:27Wow! ノートはまだありません
Hiroko Kashimoto