隅田川沿いに昔住んでいたホームレスのなかで、その頭のよさでさまざまなお金を生み出す方法を考仲間の人望を集めていた実在の人物をモデルに描かれた小説。
決して卑屈ではなく自由な精神を持って毎日を送っていく姿が頼もしい。大規模建築に批判的で建築探検家を名乗る著者の構造物制作に通じた目線でもって描かれるユニークなダンボールハウスを超え自宅??が面白い。役所や警察官たちとのやり取りもかなりしっかり取材したなかから書かれたのがにじみ出ていて楽しく読めました。なりたいヒトはいないと思いますが、たくましさに勇気付けられたい方はどうぞ。
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Hikaru Sato