最近ライトノベルを続けて読んでいるので、次は純文学にしようかな。女子学生の成長物語ではありのだが、秀逸なのは登場人物たちの設定だ。詩集を出して憧れの的で、かつ群れないアウトロー的存在の先輩、彼女にあこがれ追っかけになるのが主人公なのだが、あこがれられるほうが実は自分は普通の女で普通に幸せを求めていることをおもてにだせないでいるうち、主人公はその才能を着々と積み上げていき、最後には憧れの的を追い越すパフォーマンスを発揮する。そうなって初めて先輩と決別する。そして卒業後の再会。そんな流れの話を軽妙に書き綴った小説。フェリスが舞台になっている気がします。どうしても女子大生の気持ちを思い出したい人はどうぞ。
2012-05-12 09:16:23Wow! ノートはまだありません
Hikaru Sato