民俗学はフィールドスタディやってなんぼだ、と自身の夜這い(筆下ろし)の経験は勿論のこと、播州地方(兵庫)を中心に足で稼いだ情報をもとに、生き生きと執筆されている本作はかなり面白いです。著者の出身でもある播州地方は、まさに私が4歳から17歳まで過ごした場所だけに出てくる地名もかなり馴染みがあり、「え?あそこで、そんなことされてたの???」と楽しみも10倍w。
上野千鶴子のあとがきも笑えます。
昔は男子も女子も、ムラが一丸となって筆下ろし、水揚げを行っていたなんて。読めば読むほど、システマチックで、何というか私は肯定できました。私がその時代に生きていたら、どんな水揚げだったんだろうと考えてしまいました。
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Katsura Beppu Sasa