村山由佳の自伝というか最近あまりみない「私小説」。彼女と母親との確執、確執がある中で育った自分が大きな影響を受けたことに関して実は不快感を持ってしまっている「私」。そんな「私」が母親がアルツハイマーにかかりじはじめたなかで、周りの人間が母親の「私」にたいする接し方が通常の母娘の関係ではなかったと認めてくれるなか、母親があっ他故に今の作家になり得た自分がいると確信するのと同時に、自分の抱える御しがたい自分の性格や本質部分は実は母親譲りだと思っていたのに実は違うと発見し驚愕したりとこころ穏やかではない日々を送っていく。すべてはあったことではないかもしれないが「私小説」故になまなましくおどろおどろしい部分もある。林芙美子に挑戦したかったのかなあ。重いですがいい小説です。
2012-05-28 09:54:50Wow! ノートはまだありません
Hikaru Sato