語り部は、利一という名の『私』。その『私』が過去を振り返り、友人たちとともに過ごしたひと時を追体験できる作品となっている。
今回の作品はミステリーではない。ただ、「この期に及んでその展開ですか!?」と、びっくりするような展開が待っているし、終わりの3分の1なんて、脳が内容を把握する前に目が次の字面を追っているくらい、勢いよく読んでしまうものになっている。
『光』とは何なのか?それはどこにあるのか?帯に書かれている「小説作品にしか辿り着けない感動」に、読み終えた後、手が届いたような気がする。
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Hiroko Kashimoto