表紙と題名を見ると想像がつくと思うが、語り手は関くんの隣に座る女子生徒(あとあと『横井さん』という名前であることが分かる)。関くんは、前の席に座る男子の体格を利用し(?)、授業中に遊びたい放題なのだ。しかも、単純な手遊びなどではなく、「そんな駒、ないよね!」という将棋の駒を使ったり、小さな超合金のおもちゃに家族を演じさせたり…というように、毎時間、彼の机の上では一大妄想劇が繰り広げられている。彼は、その能力を勉強に生かせば、きっとものすごい学力になるはず!と確信させてくれるような才能の持ち主なのである。
2012-06-11 03:04:22Wow! ノートはまだありません
Hiroko Kashimoto