最初の2,3話読んで、「えーだたのおしゃんてぃなコメディー漫画買ってもうた…」と後悔しかけたけれど、全然違った!!最終的には号泣した!!
何だろう、平たく言うと、みうらじゅんの漫画「アイデン&ティティ」現代版。「アイデン~」が、日本のロックシーン全盛期のその喧噪のなかにあった張本人たちの高揚・熱気・失望・渇望のもろもろだったけど、「おざなり君」は、そもそも今の日本にロックなんか存在しえないよ、ってゆう共通した時代の諦念の中にあって、もちろんそんなことは頭では分かってんだけどでもやっぱりあのキラキラした時代が忘れられず、この覚めた時代に違和感感じていまいち上手く生きていけない人のお話。
浅野いにおは「ソラニン」で全く同じテーマを、うまい具合に恋愛や今の時代の生きづらさなどの成分とごちゃまぜにして中和して発表していたけど、「おざなり君」ではロック願望純度100パーセント丸出し待ったなしの爆風吹き荒れ祭りを開催している。
なんかこのふざけた画が苦手ナノヨネ、とか言わずに読んでみてよ、大人になれない君たち。
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Aya Yabumoto