久々に小説を読みました!
伊坂さんらしい、面白い小説でした。
・・・後書きを見れば筆者の意図はわかるので、
ごく個人的な感想と気になったところ。
「勇気はあるか?」
登場人物たちは事あるごとに主人公である渡辺に問いかけて来ます。
問いかけられた主人公は殆どのシーンで戸惑います。
「勇気はあるか?」
渡辺の様に命にかかわるシーンはそうは無いけれど、
問いかけられるシーンは今まであったかな?
直接この言葉を投げかけられる事はなかったけれど、
勇気のある選択を迫られる(もしくは自ら切り拓く)シーンは何度もありました。
勇気とは行動する事(あるいはあえて行動しない事)
恐妻家の主人公はこの言葉と付き合う中で
随分変わって行くのを感じました。
勇気を持って変わるのはその時の結果だけではなく、
その人自身もどんどんと変えていくのだろうなぁと思います。
そしてちょっと、尊敬する友人の事が思い浮かび思いました。
その友人は振り絞らなくても、特別に準備しなくても、
勇気は常にその友人の中にいつもあります。
僕も変わって行って、その友人の様になりたいと思いました。
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Hiroaki Soeda