著者はサックス奏者からプログラマへ転身したという変わった経歴の持ち主。
そんな著者がプログラマへ贈る本。
そんな中でも心に残ったセリフは
「自分が一番下手でいられる環境へ常に身を置け」という言葉である。
一番下手であるということはそこが底辺であり後は上に上がるしかない。
そしてレベルの高いところに身を置くことで周りから吸収できる情報量も増えるということである。
また、もうひとつ気に入っている言葉は「保守、運用」という業務に腐っているのではなく、
むしろチャンスだと思ったほうが良いということ。保守、運用は既に動いているアプリケーションへの対応である。
その中で「更に良くする方法が無いのか?」ということを考えることができる。もっといわば「自分の思った通りの運用に作り変えることができる」
顧客有りきであることはあるが、そこには提案もできる。動いているソフトウェアを更に良くすることもできる。
自身はこの本を読んで積極的に海外のコミュニティにて情報収集を行うようになった。
IEEEコンピュータ学会への参加もその一つである。レベルの高いエンジニアの会話やソースコードはそれだけで自分の血となり、肉となる。
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Masashi Kayahara